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【社長やリーダーにみんななりたくない】
2017年7月28日

【社長やリーダーにみんななりたくない】

日本の社会人にアンケートを取ると70~80%の人がリーダーになりたくないと答えるそうです。

また、新人サラリーマンに将来社長になりたいか?とアンケートを取るとなんと10数%の人しか社長になりたくないそうです。

誰かに指示されてそれに従って仕事している方が楽だし、居心地がいいって思う、昔で言えば「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」的な考えと言うんでしょうか、そのほうがいいという人が多いということです。

これって、経営サイドから考えるとかなり難しい問題です。

「偉くなりたいだろー頑張れ~!」と言っても「別に~、偉くなりたくないので帰ります」となるし、これだけスマホによって情報が双方向に出来る時代になったわけですから、情報の非対称性はなくなり、社員も企業も情報は同じになってしまっています。

スマホから、ラインやフェイスブックでその場で条件の良い求人企業を見つけ出し、場合によってはチャットで就職活動が出来てしまう。

しかも、日本の初任給の水準は、安い、世界的にも高いオーストラリアは平均で42万円、韓国でも30万円です。

日本は・・そりゃそうですよね、なんたって年功序列という制度を維持するためには、初任給が高ければ成り立たないから、20万円ちょっとです。。。初任給を理論値よりも安くし、勤続年数が長い人は理論値より高くしてしまう・・・。

定年まで働く気がない人にとって(今の人たちであれば定年まで同じ会社で働こうとする人の方が少ない)働くことへのモーチベーションアップには、将来偉くなれるぞ!は効果がかなり薄くなっていることを認識しないといけない。

鎌倉時代だって「御恩と奉公」つまり、給与と労働が見合うからこそ主従関係が成り立っていたわけですから・・・でも会社の労務費というパイが急に大きくなるわけではないわけで・・・

若い人の給与を上げるということは、逆のことも言うと、理論値より高すぎる年齢の高い人の給与を下げるしかない・・。苦渋の決断でしょうが、きっとそういうことだと思います。

 

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