〒116-0013

東京都荒川区西日暮里3-3-11

【牛丼の値段と日本経済】
2017年7月13日

【牛丼の値段と日本経済】

どうも、はじめまして、会社計画の小原です。ホームページもやっと出来ましたので20年ぶりくらいにブログを再開したいと思います。

ビジネスに関することをメインに書きていきたいと思いますが、まあよもやま話もたまにあると思います。よろしくお願いしますね。

栄えあるエピソード1は・・・・牛丼!です・・・・次回はフレンチの最高峰、ロオジェかロブションのフレンチうんちくを書きますのでご容赦を・・なんてね・・・。

この記事を書き出して、ネットをチェックしていたらなんと今日付で東洋経済が「牛丼は1000円だって全然おかしくない」という記事を書いていました。中身は世界的に見たら牛丼は1000円でいいっていうことと価格のゆがみは是正されるということでしたが・・・、私以外にもちょうど同じようなときに同じようなことに疑問を持っている人がいるっていうことは、牛丼価格問題も馬鹿に出来ないテーマかもなぁと思います。

【牛丼の値段と日本経済】

1987年、今からちょうど30年前、私が学生だった時、吉野家の牛丼の並は370円でした。消費税は1989年に3%で導入されたので言ってみれば税前価格です。
現在、税込で並は380円です。つまり、税前では352円です。
30年前より実質的には18円安いんです。
同じような庶民向けチェーン店だった「餃子の王将」は、30年前、炒飯と餃子で400円でした。今、関西では税込670円、税前でも620円です。55%のUPです。でも、高くはない感じがしますし、別件で問題はありましたがまだまだ若者の胃袋を満たす大衆食堂のポジションを維持しています(関東価格を設定しており東京では税込745円です)。

ちなみに、1987年の大卒初任給は148,000円だったそうです。昨年の大卒初任給は203,000円とのことで37%のUPです。

そうなんです。この、「なーんか安すぎるよなぁ」って感覚は感覚ではなく、30年前に比べて物価を考慮してもなんと、約40%も安くなっているってことなんです。

しかも、吉野家は、並・大盛・特盛、御新香と生卵と味噌汁くらいしかメニューが無かった時代から現在は定食屋のような品ぞろえになりました。従業員の負担、仕入コストは確実に増加しています。牛丼価格の推移、これこそが失われた20年いや30年の象徴と言えるのではないでしょうか?

そこで1000円でいいは上記の通りで暴論なんです。初任給推移で考えれば税込547円が適正価格になるのでは・・。もちろん、競争もあるし、外食産業の多様化等値下げ圧力もありますが、安くする経営は誰でもできます(消費者としてはうれしいですが・・・)。ぜひ、適正価格の追及をしていただきたいです。

 

Share:

Add your Comment